代表物語

 

ーーー白状します。私には、それしかできません

 

代表の私、冨岡は、今、50歳。

研鑽は進めているつもりでも、流行の最先端は全くわかりません。

ITも弱く、SNSも今、一生懸命「努力」してなんとか・・・という具合。

・・・正直に言いますと、ここ数年自信を失いかけておりました。

   いやっ、失っておりました。

自信のない工事は、良い結果をもたらしません。

ご迷惑をおかけしてしまったお客様もいるかもしれません。

でも、そんな私を救ってくれたのは「お客様」でした。

 

ーーー背筋が凍った「火事のニュース」

 

それは、長野市で新築住宅を建てさせていただいたお客様でした。

そのお客様は、ラーメン屋を営むご家族で、長女様と小布施のご縁で10年以上前にリフォームをさせていただいたことがきっかけでお付き合いが始まりました。

その後、トミケンのイベント(大工教室や感謝祭)に参加いただくなど仲良くさせていただき「今度、この部分をリフォームしようね〜」なんて話ていた時のことでした。

 

あれ? コレってまさか、あのお客様のお店では?

火事のニュースの知らせでした。

 

(まさか・・な、そうでないといいけど・・)

 

一晩寝付けず、翌日の朝、私は現地へ行きました。

「冨岡さん、どうしよう」

そこには、焼けてしまった家と残されたご家族の姿がありました。

 

 

ーーー応急処置は完了、でも、その後の暮らしをどうしたら?

 

なんとかしたい・・・その想いで私は、取り急ぎの応急処置。

その後の片付けのお手伝い、引越しの協力、各種申請のサポートなど、できると思えること

を無我夢中で行いました。

その後、ことがひと段落してお客様からある言葉をいただきました。

「冨岡さん、我が家の建て直しをお願いします」

新築住宅の依頼です。

私で大丈夫ですか?

トミケンさんにお願いしたいんです。

冨岡さんのことを信頼しています。

 

ーーーご家族の期待に応えたい、その一心で。

 

技術的な面は、自信があります。

でも、最新の家づくりには自信を失っていた時の依頼。でも、このお客様のために・・・と私

自身もある決意を固めました。

「お客様にとって満足できる建物にする」

予算も広さも限られている、

豪華な素材や設備を入れることは難しい。

だからこそ、大工の技術でできる部分は絶対に、やる。

「ここはこうした方が使いやすい?」

「同じ黒でもどっちが好み?」

「えっ? ロフトをつくりたい? なら安全性も考えるとこうすると・・・」

お客様の「使いやすい」をお聞きしながらその場で大工工事を実施。

「おぉ! できたね」お客様も手仕事に喜んでくれている様子でした。

お客様も楽しくなってたようで、最終的には毎日現場に。

そして、お引き渡し前の完成披露。

 

ーーー私たちにも、できることがある。

 

・・・この家に住めるなんて、あの時は大変だったね・・・

涙を堪えて喜んでくださいました。

 

その様子を見た私も込み上げてくるものが・・・(50歳にして、涙)

「技術のことはよくわからないけれど、トミケンさんが寄り添ってくれたから、この家ができた

と思います」

この時、私は気づきました

 

私たちにも、できることがある。

お客様の言葉に自信が蘇ってきました。

 

 

ーーー家は、そのご家族のためのもの

 

家にもいろんな考えがあると思います。

流行の最先端を取り入れた家。

200年後まで持つような頑丈な家。

売却した際の資産価値の高い家。

どれも否定されるものではありませんが、

 

トミケンの建てる家は、住まうご家族のための家です。

そのご家族の暮らしが今より良い暮らしになること。愛着を持ってご入居いただけること。そのためには、規格でくくられた家ではなく、その方のこだわり、そして家づくりを自分たちも携わったという家づくりそのものの体験を味わっていただくことが大切だと考えています。

「ちょっとこんなことできる?」

大手さんや、技術者のいない建築会社がちょっと苦手そうなご要望、ぜひ、トミケンに持ちよってください。かゆい所にてが届く技術とその心意気がある、それがトミケンです。

 

→ トミケンの6つの特徴

→ 商品・サービス「新築・リフォーム・保険申請」